ながいき応援団

生活習慣病や認知症にならないために、生活習慣病や認知症になってしまった時に
さあ、あなたならどうする?

健康を維持するために

1. 長寿健診やがん検診を受けましょう

健康を維持するためには、病気の早期発見・早期治療が大切です。高血圧やコレステロールが多いことを早めに知り管理することで、脳卒中や心筋梗塞などの動脈硬化性の病気を防ぐと共に、予防接種を受け、がんを早期に発見・治療することで、日本人の4大死因である、がん・脳血管障害・心臓病・肺炎から健康を守ります。皆さん、長寿健診・がん検診を受けましょう!
中野区では75歳以上(一部障害をお持ちの方は65歳以上)の後期高齢者医療保険に加入している方に長寿健診を実施しています。内科診察・血液検査・尿検査・胸部レントゲン検査・心電図検査が含まれており、脳血管障害や心臓病、糖尿病、肝臓病、腎臓病などの多くの病気が診断できます。対象者の方全員に受診票が送られてきますので是非受けてください。なお、自己負担金は500円です。
また、胃がん・大腸がん・肺がん・子宮がん・乳がんの主ながん5種類の検診が受けられます。原則40歳以上の方はすべてのがん検診を受けられますが、区役所への申し込みが必要です。がんは年齢とともに増加する病気ですので是非受けてください。なお、一部負担金は検診により異なります。詳しくは中野区の案内をご覧ください。

中野区の長寿健診

中野区の区民健診(がん等検診一覧)

2. インフルエンザワクチンを打ちましょう

インフルエンザはインフルエンザウイルスによる感染症で、普通のカゼとは違います。鼻やのど、気管支などに炎症を起こし普通のカゼと同様の咽頭痛、鼻汁、咳などの症状も見られますが、急に出現する38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛が持続し、さらに高齢者や抵抗力の衰えている人では肺炎などを併発し、最悪の場合死に至ることもあります。インフルエンザウイルスは感染能力が強く流行が始まると、短期間に乳幼児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むという点でも普通のかぜとは異なります。
インフルエンザワクチンの接種を行うことで、インフルエンザによる重い合併症や死亡を予防することが期待できます。最近ではインフルエンザに対する治療薬もありますが、感染前にワクチンで予防することがインフルエンザに対する最も有効な防御手段です。特に65歳以上の方や普段から病気がちの人では、インフルエンザが重症化しやすいので、かかりつけの医師とよく相談のうえ、接種を受けられることをお勧めします。
中野区では65歳以上の方に2,200円の自己負担で予防接種が受けられる高齢者インフルエンザ予防接種予診票が送付されます。詳しくは中野区の案内をご覧ください。

3. 肺炎球菌ワクチンを打ちましょう

日本人の死亡原因の4番目が肺炎で毎年11万人程の方が亡くなっていますが、それらのほとんどが65歳以上の方です。これらの年配の方の肺炎の原因として一番多いのが肺炎球菌という細菌です。風邪をひいたりインフルエンザにかかって体力が落ちた時にこの細菌におかされると、肺炎だけでなく髄膜炎や敗血症などの重い病気になります。ところがこの細菌は近年、菌を殺す薬剤に対して抵抗力を持つようになりました。つまり薬が効きにくくなっているのです。ではその対策は何か? 肺炎球菌ワクチンを接種することで約80%の予防効果があります。特にインフルエンザワクチンと併用しておくとより安全とされます。
肺炎球菌ワクチンの接種には約8,000円程度かかりますが、その効果が約5年間続きますので一年間あたりに計算すると1,600円程度となりインフルエンザワクチンより費用がかかりません。65歳以上の方はぜひ接種してください。
なお、持病をお持ちの方はかかりつけ医と良く相談してください。

肺炎球菌ワクチンの公費助成制度については中野区の以下のサイトをご覧ください

4. 帯状疱疹の予防注射をご存じですか?

体の左右どちらか一方に、神経痛のようなピリピリした痛みで、整形外科や脳外科にかかっても原因が分からない。その後水ぶくれを伴った赤い斑点がでてきて、やっと病気が判明!これが皮膚科の痛い病気の代表格、帯状疱疹(帯状ヘルペス)です。

小さい頃かかった水ぼうそう(水痘)のウイルスは、水ぼうそうが治っても神経節という場所にひそんでいます。それが、ストレス、日光、抗がん剤、加齢などで抵抗力が低下し、再び出てきたものが帯状疱疹です。60歳以上の方に多く見られ、症状も高齢者のほうが重症です。これは有名な話ですが、四谷怪談のお岩さんは、盛られた毒であの顔になったのではなく、顔の領域の帯状疱疹だったといわれています。いまは水痘帯状疱疹ウイルスに対する抗ウイルス剤が出来て、かなり症状を抑えることが出来ます。ところが、皮膚症状が治っても帯状疱疹後神経痛と言う厄介な後遺症が残ることがあります。特に、高齢者に多く見られますが、内服薬なかなか効かずつらい思いをされる方も多いようです。

さて、この病気に予防注射があるのはご存知ですか? 実は、水ぼうそうのワクチンなのです。海外での調査によりますと、水ぼうそうのワクチンをうつことによって帯状疱疹の発症を約半分に、帯状庖疹後疼痛を2/3にへらすことが出きるそうです。日本でも2003年4月より高齢者(50歳以上)に水ぼうそうワクチンを接種することが認められました。
任意接種なので自費で打っていただくことになりますが、かかりつけ医と相談されてみてはいかがでしょうか。

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