予防接種のご案内
予防接種に対する正しい理解のもとで、お子さんの健康にお役立て下さい。
任意予防接種について
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)ワクチン
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)はムンプスウイルスにより耳下腺や顎下腺が腫れて痛みを伴ったり、発熱したりする伝染性疾患です。3~10%に髄膜炎、400~1000人に1人が難聴をきたすと言われ、さらに思春期以降にかかると睾丸炎や卵巣炎による不妊症の原因にもなります。特に難聴はおたふくかぜの後遺症としての聴力障害で、年間約2000人が発症し、回復は困難です。原疾患および重篤な後遺症をもたらす合併症への治療法は無く、ワクチンのみが唯一の予防手段であることを考えると、1歳時のMRワクチンの次に是非、ワクチンを受けて下さい。
中野区では、平成21年度より一部公費補助が開始されています。
インフルエンザワクチン
インフルエンザは初冬から春先にかけて毎年流行します。通常の「かぜ」よりも重症化しやすく、特に高齢者や子どもは肺炎や脳症などの重篤な合併症を起こす危険があり、感染予防が大事です。ワクチン接種により発症を抑えたり、たとえ罹っても症状の重症化を抑えたりすることができます。期待できる予防効果期間は約5ヶ月程度なので、毎年、流行前に接種することが薦められます。
- ●6カ月以上3歳未満の方
- …1回0.25mL 2回接種
- ●3歳以上13歳未満の方
- …1回0.5mL 2回接種
- ●13歳以上の方
- …1回0.5mL 1回接種
※ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、水ぼうそう(水痘)ワクチンは定期接種化されました。 ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチン(平成25年4月1日から)、水ぼうそう(水痘)ワクチン(平成26年10月1日から)