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医療トピックス
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その長引く咳、「ただの風邪」ではないかもしれません ~上手な対処法~
2026年2月
風邪をひいたあと、熱や鼻水はすっかり良くなったのに、咳だけが何週間も残っていることはありませんか?「風邪が長引いているだけ」「市販の咳止めを飲んでいればそのうち治るだろう」と様子を見る方をよく見かけます。しかし、良かれと思った市販薬が効果を持たず、夜も咳で眠れずに体力を大きく消耗して受診されるケースが多くあります。長引く咳は、原因の見極めが経過を大きく左右しますが、意外と意識が高まっていないようです。そこで、かかりつけ医の診察を受けるまでの上手なやり過ごし方をご紹介しましょう。
咳が2~3週間以上続く場合、単なる風邪ではなく「咳喘息(せきぜんそく)」など別の病気の可能性があります。これは空気の通り道が非常に敏感になり、少しの刺激で咳発作が起きる状態です。一般的な風邪薬や抗生物質は効かず、気道の炎症を抑える専用の吸入薬などが有効です。
受診するまでの間、咳が止まらない時のうまいやりかたは「喉への刺激を徹底的に減らす」ことです。冷たい空気や乾燥は大敵です。室内でもマスクをして、自分の吐く息で喉を保湿・保温するのが最も手軽で効果的なやりかたです。
また「コホン」と無理に咳払いをしてスッキリさせようとするのは、喉の粘膜を傷つけてさらに咳を誘発するため逆効果になります。飲み物を飲む際も、冷たすぎるものや熱すぎるものは刺激になるため避けましょう。「水分は常温の水や白湯(さゆ)を、喉を潤すように少しずつこまめに飲む」と覚えておくと、むせ込みを防げます。タバコの煙や強い香水、ホコリも咳のスイッチを押してしまうため避けます。
夜間や明け方に咳がひどくなる、冷たい空気を吸うと咳き込むといった特徴があれば要注意です。本当にただの風邪の残りで良いのか確認するためにも、よりはやく夜ぐっすり眠れるように回復するためにも、我慢せずに早めにかかりつけ医を受診して、個々の状態に合ったアドバイスを受けましょう。




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