医療トピックス

区民の皆様にその時期にマッチした情報をお知らせします。

トピックス一覧へ

夏バテを防ぐには

2021年8月

夏バテを防ぐには

1.水分補給
水やお茶をこまめに飲みましょう。スポーツドリンクを含めて、糖質の多い清涼飲料水の飲み過ぎは糖質の分解にビタミンB1を多量に消費するため、疲労感を招きやすくなります。またビールは飲んだ量の1.5倍の水分を排泄するなど、アルコールには利尿作用があり、水分補給にはなりません。

2.温度差や体の冷やし過ぎに注意
体の冷やし過ぎは自律神経の乱れを招きます。エアコンの風が直接当たらないようにし、寒さを感じたら衣類やひざかけ等で調節しましょう。また、冷たい飲み物は胃腸に負担をかけやすく、体の冷えのもとにもなります。早朝・夕方以降の涼しい時間帯に行うウォーキングなどの軽い運動は、自律神経の働きを整えるうえで有効です。

3.睡眠
疲労回復や、自律神経を整えて体調不良を改善するために睡眠は欠かせませんが、睡眠中のエアコンのかけっぱなしは身体を冷やし過ぎ、かえって体調を崩しやすくします。就寝時間、起床時間に合わせてタイマー設定を活用しましょう。

4.1日3食、栄養バランス
暑さで疲れやすく、汗でミネラルを失いがちな体はたっぷりの栄養が必要です。少量でも多くの品目を食べられるよう、食事の内容に気を配りましょう。夏はタンパク質を消耗しやすいので、肉・魚・豆・卵・乳製品をとりましょう、糖質をエネルギーに変えて疲れにくくするビタミンB1が多く含まれる豚肉・ウナギ、ビタミンB1の吸収を高めるアリシンを含むたまねぎ・にんにく・ネギ、ストレスや風邪など病気に対する抵抗力を強める働きがあるビタミンCが多く含まれている新鮮な野菜や果物もおすすめです。

夏バテの治療には

漢方薬の補中益気湯と清暑益気湯が有効です。普通の夏バテには補中益気湯、下痢などで脱水状態が著しい場合は清暑益気湯を用います。どちらも食欲不振、倦怠感などを改善し、元気にしてくれます。

訪問看護ステーション職員募集

「まちの保健室」各種測定&健康相談

新規開業案内

医療情報提供&逆紹介MAP

会員専用ページ

ページトップへ