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医療トピックス

2017年9月

たかが口内炎!されど口内炎・・

 誰もが一度はかかった事がある口内炎。1〜2週間で治ると言われていますが、痛くてなかなか治らない場合もしばしばありますね。食事をする時も常に痛くて、イライラしてくる事もあるほど。でも、時には、痛くない口内炎もあったり・・。
 もしかしたら、体の中で変化が起きているサインかもしれませんね。ここで、少し詳しくお話しましょう。

 口腔(こうくう)内は、歯以外の部分が粘膜に覆われ、唾液(だえき)の分泌は、口の中を湿らせ咀嚼(そしゃく:食べ物をかみ砕くこと)を容易にし、味覚を助け、食物を飲み込みやすく、口の中を清潔にする働きがあります。
 口内炎とは一般に口腔内の粘膜(舌、歯ぐき、唇や頬の内側など)に起きた炎症性疾患です。症状は、痛み、出血 、食事がしみる、口腔内の乾燥、口内が腫れる、口が動かしにくい、食物が飲み込みにくい、味覚が変わる、会話しにくいなどです。そして、口内炎は白く丸い物だけではなく、赤い物やえぐれているもの、広がっている物など種類があるのです。
 そのままにしていい口内炎や癌に移行しやすい口内炎などがあります。

種類は原因によって分かれています。

  1. ストレスや疲労による抵抗力の低下やビタミンB2不足によるアフタ性口内炎、
  2. 歯のかぶせ物が合っていなかったり、矯正装置が粘膜に擦れたり、食べ物の火傷によっておこるカタル性口内炎、
  3. 歯の尖っている部分があるとできたり、原因不明ですがベーチェット病という自己免疫疾患でできる潰瘍性口内炎、
  4. ウィルスや細菌によってできるウィルス性口内炎、
  5. 口の中の金属でできるアレルギー性口内炎があります。

さらに、痛くない口内炎として、

  1. 1.5〜5mmほどの水ぶくれ(水疱)が見られる粘液嚢胞、
  2. 入れ歯のカビによって起こるカンジダ口内炎、
  3. 自己免疫疾患の一つ全身性エリテマトーデスの症状としてやや窪んだ白斑で外見的にはアフタ性口内炎、
  4. 長期間にわたって治らない場合、口腔癌の疑いも考えなくてはいけません。

 予防法は、口の中を清潔に保ち、体の抵抗力を高め、ビタミンB2を補い、虫歯を放置しない事です。治療は軟膏や錠剤を貼って治療するタイプの薬があります。
 「重大な病気の初期症状」という場合もありますので、2〜3週間が過ぎても治らない場合は、是非かかりつけ医にご相談ください。

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