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医療トピックス

2017年4月

おたふくかぜ2回目ワクチン接種の助成が開始

 麻しん風しん(MR)、水痘、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)といった主要な生ワクチンは1回の接種では足りないので世界中で2回接種を行っています。
日本でも2007年に麻しんが流行し大学の休校が相次いで大騒ぎになったことをきっかけに、麻しん風しんの1回接種しかなかった定期接種も、現在では麻しん風しん2回、水痘2回が定期接種となりました。しかし未だ1回接種の成人による麻しんの流行が散発的に発生して世間を騒がせ、ワクチンの供給が逼迫することが度々おきています。

 主要な生ワクチンで残るのはおたふくかぜですが、中野区では以前から任意接種である、おたふくかぜワクチン接種費用の一部助成を1回行っていました。これが今年度からは、2回目の接種についても同様の助成されることになりました。

 おたふくかぜはムンプスウイルスによる感染症で、罹っても無症状であったり軽症なことが多いため国内では予防に対する意識が低いのが実情です。しかし50人に1人が無菌性髄膜炎により強い嘔吐頭痛から入院にいたる場合もあります。また1000人に1人が一生治らない重度の難聴となり、年間では700人ほどが難聴になっていると推定されています。他に稀ではありますが年間30人ほどが脳炎となり障害が残ったり死亡したりしています。

 こどものおたふくかぜはワクチンを2回接種することで、ほとんど防ぐことができます。世界の多くの国ではおたふくかぜワクチンを定期接種で2回受けるので流行はほとんどありません。しかし日本では毎年60万人くらいが罹り、多くのこどもたちが重い症状や後遺症に苦しんでいます。

 おたふくかぜは、厚生労働省の専門委員会で将来定期接種化すべきワクチンとして答申されていますが具体的な時期は決まっていません。感染症は待ってはくれませんので、区の助成を積極的に利用して予防しましょう。

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