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靴ずれに注意を!~失敗しない靴選び!正しい靴の合わせ方~

2014年9月

 新しい靴を履いたときに足になじまず、靴がこすれて足が痛む「靴ずれ」が起こることがあります。靴のデザインに問題がある場合や、足の形によって起こる場合もあります。
 靴ずれは足の裏(ゆび、つけ根)やかかと、くるぶしにできやすい傾向があります。皮めくれや水ぶくれができてしまい、ひどい場合は化膿します。原因としては、靴が合わずに摩擦により靴ずれが生じます。靴ずれの治療は、創部を洗浄後、ラップや湿潤療法用の絆創膏を貼って行います。化膿している場合は抗生物質が必要になります。治りが悪い場合は最寄りの医療機関を受診してください。
 予防を考えれば、正しい靴の選び方が重要になります。みなさんは、靴を試し履きするときに、どこを意識しますか?実はフィッティングで重要なのはかかとです。かかとが靴にフィットしていなければ、靴のなかで足がつま先にずれやすく、ゆびが窮屈になったり、痛みが出やすくなったりします。
 紐のある運動靴の場合も、きちんと紐を通してかかとを合わせ、甲までフィットしていて、つま先に少し遊びがあるかを確認します。女性の場合、ヒールの高い靴は足が前方に出てしまうので、高くても3cmまでにするのが大切です。
 また、足の大きさは左右で異なる方が多いので、右足だけ、あるいは左足だけ試し履きしても、両足に合う靴がどうかの判断はできません。

 さらに、その靴をどのような状況で履くのかもフィッティングのときには重要になります。たとえば、ハイヒールを履くのに厚手の靴下を履く人はまずいません。逆もしかりで、ストッキングで運動靴を履くのも考えにくいです。ちなみに一般的な綿の靴下の場合、足の長さは1.5ミリ、足の周り(一番幅の広いところをぐるっと一周測った長さ)は5ミリも長くなります。実際に靴を履いてみると違いがはっきりします。靴を選ぶときには靴を履く場面と同じ状況(ストッキング、厚手の靴下、裸足)で試し履きをしてください。
 必ず両足履き、立ち上がって体重をかけて、歩いた時にかかとが浮かないかどうか、靴のなかで足がつま先側にずれないか、脱げやすくないかを確認してから購入するようにしましょう。
 また、足は朝と夕方では大きさが変わります。特に女性は足にむくみが出やすく、1日中立ち仕事をしているような場合はむくみやすくなります。午前中にフィッティングしてちょうどいい靴は夕方に履いたらきつく感じることがありますので、靴を選ぶのは夕方以降がお勧めです。

 以上のような注意をしても、足の痛みがとれないときは外反母趾、扁平足、足底腱膜炎、タコ・うおのめ、巻き爪・陥入爪等の病気が潜んでいるかもしれません。かかりつけ医や最寄りの整形外科医にご相談ください。

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